塩野義製薬(しおのぎせいやく)というワードが、2021年7月26日のTwitterに突如トレンド入りしました。
その名のとおり製薬会社の名前なのですが、あまり聞いたことがない会社名ではないでしょうか。
いったいどんな製薬会社なのか、なぜトレンド入りしたのか…お話したいと思います。
塩野義製薬なぜトレンド入り?
塩野義製薬がなぜトレンド入りしたのか。
それは、自社で開発した『新型コロナウイルス感染症治療薬』の臨床試験を始めたというニュースがあったからです。
この治療薬というのは、口から服用する飲み薬となります。
1日1回の投与で体内のウイルス量を減らし、重症化を抑える効果があるものとされ、簡単に使用できることを目指している薬です。
インフルエンザにかかった時、病院から飲み薬を処方してもらい、治療したという経験がある方も多いと思います。
これと同じように、新型コロナに感染した際、病院で処方してもらう薬となるように期待されているのが、今回の薬です。
こういった薬が登場することは、大きな安心になるし、実際に重症化する方も大幅に減少させることとなるでしょう。
今回の発表は、動物での試験で有効性が確認され、初めて人に対しての臨床試験が始められたというものです。
臨床試験で、人体内での働きがどうなるかを確認し、安全性と有効性が認められ次第実用化としていますが、その時期はまだ明らかになっていません。
それでも大きな希望となるニュースに、Twitterでもトレンド入りするほど、大きな話題となっています。
塩野義製薬とは?

では、その話題の治療薬を開発した「塩野義製薬」とは、どのような会社なのでしょうか?
一般の方たちにとっては、あまり耳馴染みがない名前だと思います。
しかし、薬関係業界では超有名な大手企業です。
その歴史は古く、創業はなんと江戸時代の1878年。和漢薬専門店として創業者の塩野義三郎氏が開業しています。
もっとも有名な市販薬は、痛み止めの『セデス』、ご存知の方も多いことでしょう。
最近でいうと、医療用だった皮膚薬が市販薬化された『リンデロン』という塗り薬も塩野義製薬から製造販売されています。
新型コロナに関しては、ワクチン開発も進められていて、技術的にも実績的にも、申し分ない一流製薬会社が『塩野義製薬』なのです。
塩野義製薬とは?新型コロナ治療薬?まとめ
塩野義製薬とは、国内でも有数な歴史ある一流製薬会社です。
そんな塩野義製薬が、新型コロナウイルス感染症の経口治療薬となる薬の臨床試験を始めました。
実用のメドはまだ立っていませんが、大きな期待を寄せられています。