お薬やダイエット食品はレビューを当てにしてはいけない!?

お薬やダイエット食品はレビューを当てにしてはいけない!?

健康知識

皆さん何かしら新しい商品を購入する際に、SNSやネットでレビューをチェックしませんか?

悩んでいる時に、実際購入された方のレビューを見ることは、非常に参考になり決断の後押しをしてくれます。

しかし、その購入者レビューを当てにしてはいけない商品分野が存在します。

それは市販薬などのお薬とダイエット食品です。

なぜなのでしょうか?

お薬のレビューの実態

医薬品メーカーは新商品が発売されるたびに宣伝を行います。

対象者に知ってもらうため、テレビ・動画配信サイト・SNS・雑誌・店頭など複数の媒体で大量の宣伝を仕掛けるのです。

その中のどれかを目にした時、頭痛や鼻炎・皮膚病など自分が抱えている悩みにマッチした商品があれば試したくなるのではないでしょうか?

でも、お薬の場合は効かなかった時のリスクを考えて、購入を凄く悩んでしまいますよね。

そんな時にネットやSNSで、実際に購入して使用された方のレビューをチェックしがちです。

もちろん、レビューのチェック自体は問題がある行為ではありません。

お薬のレビューを載せられる方も、少しでも参考になればという良心を持ってアップされています。

使ってみた実感を偽りなくレビューされているため、騙されるという事でもありません。

購入を促すサクラ行為が一部あることは否定できませんが、商品レビュー自体は健全なものだといえます。

しかし、それでもお薬のレビューを100%鵜呑みにしてはいけません。

なぜなら、お薬は人体に直接作用するものだからです。

お薬の効き方は人それぞれ

偏頭痛などの慢性頭痛、花粉症などの慢性鼻炎、アトピーなどの慢性皮膚炎と、常用的に市販薬のお世話になっている方も多くいらっしゃると思います。

そんな方は新商品が出るたびに、今度の商品は悩んでいる慢性疾患をしっかり治してくれるのではないか?

毎回そんな期待を持って、実際の効き目はどうなんだろうとレビューチェックするのではないでしょうか。

しかし、まず大前提として市販薬は慢性疾患を完治させるものではありません!

頭痛薬も鼻炎薬も皮膚薬も、とりあえず今の症状を緩和する対処的なものになります。

それに加え、それぞれ疾患の原因は個人別で違ってきます。

その人の体質や生活環境、その他様々な要因によって、疾患の原因は変わるのです。

そうなると、適応するお薬もそれぞれ変わるということ。

Aさんにはこの薬、Bさんにはこの薬といった具合に、個人で効く薬が違うことになります。

つまり、レビューをされた方とそれを見た人で、同じ薬が合うとは限らないのです。

お薬の効き方は人によって変わるので、レビューを当てにしてはいけないということになります。

ダイエット食品は・・

ダイエット食品に関しては、効果の違いはもっと大きなものになります。

なぜなら、ダイエット食品はあくまで食品に分類される商品だからです。

市販薬は医薬品に分類され、効能効果もはっきり明記されていますが、食品に分類されるダイエット食品は効能効果自体がうたえないものになります。

言うなれば、

「効くかも知れないし、効かないかも知れない」

といったグレーなものなんです。

そしてさらに、お薬と同じように、個人の体質も違うなら、ダイエットが必要になった原因も個人で違ってきます。

バラバラの体質でそれぞれ原因も違う方のレビューが当てになるでしょうか?

私個人としては、ダイエット食品なんてものは存在しないと思っています。

その商品を摂取するだけで痩せるなんてのはありえないからです。

ダイエット食品の場合、ビフォーアフターの写真がレビューされているものも多くあります。

しかし、痩せたのは商品だけの効果ではなく、その人の努力があってこそなハズなんです。

有酸素運動などと合わせて使用することがダイエット食品の正しい使用方法だと思います。

レビューを当てにしてはいけない、まとめ

お薬・ダイエット食品の効果は個人によって違ってくるので、購入者レビューを鵜呑みにするのはやめましょう。

あくまで参考程度に見るようにして、気になる商品なら一度試してみていいと思います。

どうしても悩む場合は店舗の店員さんに相談してください。

その際は、薬剤師や登録販売者などプロの店員さんがいるドラッグストアをおすすめします。

参考記事:医薬品・サプリメント・健康食品の違い

#登録販売者