緊急事態宣言が解除されました。
ニュースのインタビューではこれで堂々と外出できると喜びの声をあげる方も多いようです。
しかし、新型コロナがなくなったわけではありません。
外出される方が増えるであろう今こそ警戒を強めるべきだといえます。
すっかりコロナ禍に慣れてしまった今こそ、感染対策を復習しましょう。
新型コロナ感染者が減らない中での解除
緊急事態宣言は解除されましたが、新型コロナ感染者数は一向に減る気配が見えません。
重傷者も少なくなく、生死に関わる患者さんだっていることは、しっかり意識しておくべきです。
解除=堂々と外出できる、と楽観視していると再び緊急事態宣言が出るのは間違いないでしょう。
その時はもっと強い拘束力を持った制限が出される可能性だって考えられます。
宣言が解除されたからこそ、私たちは今まで以上に対策を意識した行動をとるべきです。
感染を防ぐ対策を今一度しっかり復習しましょう。
感染対策を今一度確認
コロナ禍の中の生活を一年間過ごしてきた私たちはすっかり感染対策に慣れてしまいました。
その結果、今ではマスクさえつけていれば大丈夫といった風潮にあるように思います。
もちろんマスクは大事でしすが、正しくつけていないと意味がないことを忘れてはいけません。
今もっとも使われているのは不織布のプリーツマスクです。
プリーツタイプのマスクは、プリーツのヒダの向きが下向きになっている方が表になります。
裏表を間違ってしまうと感染リスクが増えるので注意してください。
さらに付け加えると、マスクを外す時には紐のみを持って外します。
マスク本体を触ってしまうと、もしマスクにウイルスが付着していた場合、ウイルスが手に付いてしまい口や鼻を触ることで感染してしまうからです。
感染経路が不明とよく耳にしますが、このようなことが原因である可能性があります。
マスクはつける前にしっかり裏表の確認をし、紐以外の部分は触らないようにしましょう。
そして一度使ったマスクはどこにも置かないで、直接ゴミ箱に捨ててください。
食事などで一時的に外す場合は、ポケットに雑に入れるのではなく、マスクケースに入れます。
マスクケースは、100円ショップなどで売っていますので、お持ちでない方は購入してください。

アルコール除菌手洗いは丁寧に
マスクの次に大事となるのは消毒手洗いです。
最近はどの施設にも、速乾型のアルコール除菌液が設置されていると思います。
外出先で不特定多数の人が触れた可能性があるものや場所を触った場合には、その後必ずアルコール除菌液をまんべんなく手にこすり着けて下さい。
万が一、アルコール除菌液が無い場合は、トイレなど洗面所を探して石鹸による手洗いを行えば代用できます。
アルコール除菌消毒と石鹸による手洗いはどちらか一方でよく、両方実行する必要はありません。
両方行ってしまうと、手が荒れてしまいますのでご注意を!
できれば、携帯用のアルコール除菌グッズを持ち歩くようにすると安心です。
そのアルコール除菌グッズを購入する際には、あることに注意してください。
それは、”アルコール60%配合”以上の商品をチョイスしていただくということです。。
新型コロナウイルスは高濃度のアルコールでないとウイルスの膜を破壊できません。
つまり、アルコールが薄いとせっかくアルコール消毒したつもりでいても、感染してしまうリスクが生じてしまうのです。
購入時は、必ず成分表記を確認しましょう。
ソーシャルディスタンスの目安とは?
もっとも重要なのはソーシャルディスタンスです。
もっとも新型コロナに感染するリスクが高いのが「飛沫感染」です。
飛沫を受けない距離をとることが一番重要な対策となります。
ソーシャルディスタンスとは人と人との距離を1~2m空けることですが、実際の距離感がつかみづらいかと思います。
2mという距離は、人と人が両手を左右に伸ばし相手と手が重ならない距離になります。
これを知っていれば、大体の距離感がつかめると思うので、他の人とは常にこの間隔を空けておけば良い訳です。

今こそ感染対策を復習しよう!まとめ
緊急事態宣言が解除され外出される人も増えるであろう今、感染対策を復習して今一度取り組みを強化しましょう。
- マスクはノーズワイヤーを上にした時、プリーツが下向きに広がる方が表
- マスクの取り外しは紐のみを触る
- ソーシャルディスタンス・人との距離1m〜2mは双方両手を広げて手が触れない距離
- 不特定多数の人が触れたものや場所を触った後には必ず石鹸による手洗いかアルコール消毒を行う
- アルコール消毒商品はアルコール60%以上配合品を使用する
- 手洗いは石鹸・アルコールに限らず、手の全てのパーツをくまなく隅々までじっくり行う
皆さん、感染対策をしっかり意識して正しく実行し外出してください。