今こそ聞きたいスピッツ 春の歌。最新曲 猫ちぐら も

今こそ聞きたいスピッツ 春の歌。最新曲 猫ちぐら も

2021年2月23日
心の処方箋

スピッツの名曲「春の歌」。

毎年この時期には聞きたい一曲ですが、今年は例年より特に聞きたい気分です。

なぜ今年は格段に聞きたいのか‥スピッツの「春の歌」を新曲とともにあらためて紹介します。

スピッツ「春の歌」を今こそ

ようやく暖かい日差しが差し出した”今”は、まさに冬が明け春の到来の入り口といえる時期です。

そして今年の”今”は、もう一つ別意味での春の到来でもあります。

最近、ワクチン摂取がようやく開始にいたり、緊急事態宣言も解除の運びとなりました。

新型コロナによって引き起こされた長くつらい時期がようやく明けようとしている‥これがもう一つの春の到来です。

もちろん、現実的にはまだ感染者数も多く色々と問題は残されていますが、異例のスピードでワクチン開発が進み摂取できるまでになった、この事実は一つの希望であることに変わりはありません。

ここは純粋に喜んで良いのだと思います。

だからこそ、この曲を聞いて気持ちを高めたくなります。

「春の歌」心に響く歌詞

「春の歌」はスピッツのボーカル草野正宗さんが作詞作曲されています。

草野さんの歌詞は唯一無二で、時には誰も思いつかない面白い表現を、時にはシンプルな言葉でつづる優しい表現を使って、私たちの心に響く楽曲を届けてくれています。

「春の歌」も、まさにこの表現と胸が高ぶる旋律で奏でられる名曲です。

冒頭の歌詞を紹介します。

『重い足でぬかるむ道を来た、トゲのある藪をかき分けてきた』

『長いトンネルをくぐり抜けた時、見慣れない色に包まれていった』

つらくて長い冬がこう表現され、次の歌詞に続きます。

『「どうでもいい」とか そんな言葉で汚れた心 今放て』

つらくて苦しい時には、誰しも自暴自棄にもなりがちです。

でも、トンネルを抜けた時に心を解き放てばいいんだよ、と語りかけサビの歌詞へと繋がります。

『春の歌、愛と希望より前に響く』

『春の歌、愛も希望も作り始める』

たとえ小さくても希望の光がさし始めたら、それが春。

愛や希望や夢の始まりがこの瞬間なんだ‥と歌われています。

どうですか?まさに今聞くべき歌だと思いませんか?

もちろん、気を緩めすぎてはいけませんよ。

最新曲「猫ちぐら」

2020年6月、スピッツは新曲を発表しました。

「猫ちぐら」という、草野さんにしか思いつかないタイトルになっています。

そしてこの歌がまた、「春の歌」と重なるところがあるんです。

「猫ちぐら」が作られたのは、コロナ禍のステイホーム期間中。

まさにコロナ禍の混乱の中に生み出された歌なんです。

メロディは、春のような穏やかな優しい空気に包まれたものになっています。

そして歌詞ですが、これがまた草野ワールド全開。

一部紹介します。

『斜め方向の道がまさか待ち構えていようとは』

『寝る前にまとめて泣いてる』

という不安げな表現のあとに、後半このような歌詞がでてきます。

『続いた雨も小降りになってた お日様の位置もなんとなくわかる』

春の入り口をさしているようにも捉えられますよね。

そして最後にはこう締められるのです。

『願わくば優しい景色 描き加えていこう』

ぜひ、「春の歌」とセットで聴いてもらいたい歌です。

「猫ちぐら」は、昨年末スピッツのフィルムコンサートのタイトルにもなりました。

コンサートで披露された「猫ちぐら」のMVが、公式YouTubeチャンネルで公開されています。

今こそ聞きたいスピッツ 春の歌と猫ちぐら 、まとめ

「ロビンソン」「チェリー」に朝ドラ主題歌「優しいあの子」など、多くのヒット曲を生み出し続けるスピッツ。

2021年3月25日には、結成30周年を迎えました。

ぜひ、このメモリアルな時期に今回紹介した2曲を聴いてみてください。

スピッツ公式サイト:SPITZ OFFICIAL WEB SITE

スピッツ公式YouTube:spitzclips

心を元気にする歌を紹介する過去記事はこちら→『心の処方箋』