ウィルテクト小青竜湯って何の薬?どんな症状にあう?

ウィルテクト小青竜湯って何の薬?どんな症状にあう?

2021年2月18日
漢方薬

ウィルテクト小青竜湯とは、前回の記事で紹介したウィルテクト補中益気湯と同じシリーズの商品になります。

その中身はもちろん、漢方薬です。

漢方薬ということは、この薬には合う人合わない人がいるということになります。

ウィルテクト小青竜湯は、どういった薬なのか?またどんな症状の人に合うのか?

ご説明します。

ウィルテクト小青竜湯とは

ウィルテクトについては前回の補中益気湯の記事で説明しましたが、おさらいです。

参照記事:ウィルテクト補中益気湯とは?

“ウィルテクト”はシリーズの総称として使われています。

販売元である小林製薬の公式HPには、

「ウイルスがいる世界を生き抜くために、一歩先の対策を提案します」

との説明がなされています。

前回解説した ”ウィルテクト補中益気湯” というお薬も含めて

ウイルスがいる世界を生き抜くための対策提案シリーズのお薬が、今回取り上げる

”ウィルテクト小青竜湯” というわけです。

小林製薬についてはコチラの記事をチェック

さて、『小青竜湯』という漢字は「しょうせいりゅうとう」と読みます。

『補中益気湯』同様、昔から存在する漢方処方のお薬です。

しかし、補中益気湯とは違って弱った体力を回復させるものではありません。

風邪で使うこともありますが、大きくくくると ”小青竜湯” は『鼻炎薬』です。

”鼻炎”は、くしゃみや鼻水・涙目などの症状がでますよね。

そして症状がでるたびに、鼻をかんだり、すすったり、目をこすったりします。

この行為を頻繁に行うことが、ウイルス感染のリスクを高くするのです。

漢方薬には、体質を改善する効果も期待できるため、この「小青竜湯」も”鼻炎”を改善することでウイルスの防御率をあげてくれます。

また、小林製薬の公式サイトには「のどや鼻の粘膜バリアを活性化」との表現もされています。

粘膜強化でウイルス感染リスクを抑える効果も期待できます。

このような意味で ”ウィルテクト” シリーズとして「小青竜湯」を販売されたのでしょう。

小青竜湯は鼻炎薬

”小青竜湯”の効能は以下の通りとなります。

  • 水っぽいサラサラの鼻水
  • 水っぽい痰(たん)をともなうせき
  • 鼻風邪
  • アレルギー性鼻炎

特徴としては、”水っぽい鼻水”が出る各症状の緩和を得意とする漢方薬です。

なので、ずるずると水っ鼻がでてるような人じゃないとしっかりとした効果がでない可能性があります。

東洋医学的な考えでは、体に余分な水分が溜まっている状態(水毒状態)の時に、水溶性の鼻水が出るとされています。

その余分な水分を取り除き正常な状態の体に戻してくれるのが、”小青竜湯” になるわけです。

効能の一つに『アレルギー性鼻炎』があります。

つまり、花粉症の治療にも使われることもあるんです。

ただ、先ほど紹介した『体に余分な水分が溜まっている状態(水毒状態)』でないと、効果が現れないので自己判断で使用することはおすすめいたしません。

これまで何度もお伝えておりますが、漢方薬を試したい場合は薬剤師さんに相談してください。

参照記事:漢方薬って実際効くの?

とはいえ、水っぽい鼻水が止まらない症状には、即効性もあります。

「サラサラと流れるように出る鼻水」を目安に判断してください。

また、”小青竜湯” は漢方薬として昔からあるお薬なので、他社からも複数の商品が販売されています。

顆粒のものや錠剤・液剤と、さまざまなタイプで商品化されています。

どれがいいのでしょうか?

どこからどんな商品が発売されていようが、成分配合は同じなので効果の差はありません。

しかし、どんなお薬にもいえることですが、体にしっかり吸収されないと充分な効能効果を得られないのは確かです。

そういう意味では、吸収に優れた液剤や顆粒が良いといえるでしょう。

そして今回の”ウィルテクト小青竜湯”は液剤(ドリンクタイプ)になります。

ウィルテクト小青竜湯とは?まとめ

”ウィルテクト”という名称は、小林製薬から発売されている漢方薬シリーズの総称です。

”小青竜湯”はそもそも昔からある漢方薬で、あらゆるメーカーさんから様々な商品が発売されています。

「ウィルテクト小青竜湯」は、液剤(ドリンク)タイプの商品となります。

サラサラと流れるような鼻水がでる症状の方にあったお薬です。

花粉症などのアレルギー性鼻炎の改善も期待できますが、その際は薬剤師さんに相談してください。

関連記事:ウィルテクト補中益気湯とは?