新型コロナウイルスによって、日常的にアルコール消毒する場面が増えました。
何度も消毒をしたおかげで手荒れしてしまったという方、多いのではないでしょうか。
ただでさえ秋冬は乾燥により手が荒れるシーズンです。
もともと手荒れで悩まれている方にとっては、まさに二重苦となります。
今回はそんな方へ向けて、手荒れとアルコール消毒の悩みの解決策をご案内します。
一般的な解決方法の一言まとめ
「手荒れ・解決」というワードでネットを調べると、非常に多くの関連サイトがヒットします。
全てを見ていくのはとても大変な作業です。
しかし、それぞれのサイトに書かれている内容の多くは重複しています。
また、肌荒れの原因や肌のメカニズムの解説サイトも混ざってたりして、本来の目的としているページに中々たどり着けない場合もあります。
そして結局、長い時間をかけても得ることが少なかったり、自分が求めた情報が全く得られなかったという方も少なくないでしょう。
そこで単刀直入に、もっとも一般的な解決方法を一言にまとめます。
どのサイトにも提案されていること、それはズバリ
「ハンドクリームによる小まめな保湿」
です。ほぼ全てのサイトに書かれている解決方法です。
そしてこの答えは大正解なんです。
手荒れの解決方法として、理にかなった正しいことに間違いありません。
ただ、ハンドクリームといっても市販の商品は数多く存在します。
一体どの商品を使えばいいのか‥
と、またここで「手荒れ・ハンドクリーム」を調べることになっちゃいます。
当サイトでは、あれこれおすすめのハンドクリームを紹介したりしません。
たった二つ、これさえあれば乾燥によるものでも、アルコールが原因のものでも、手荒れのお悩みを解決、及び予防ができるという最強アイテムを紹介します。
エア手袋と綿手袋

手荒れを解決・予防するアイテム、それは
「エア手袋と綿手袋」です。
エア手袋?‥何それ?って思いますよね。
エア手袋とは、手にうっすらラップをかけているような感じで肌の保護を保つ状態のことです。
その状態を作る元となるアイテムが存在します。
当ブログの読者は、ピンとくる人もいるかもしれません。
エア手袋の元アイテムとは、過去の記事「お肌の乾燥、薬屋さんにしかないアイテム」で紹介した“白色ワセリン“のことです。
その白色ワセリンを夜、お風呂上がりに塗るだけ。
それだけで、手に薄いラップをした感じ=エア手袋をつけた状態となり、乾燥やアルコールの刺激から手を守ってくれるのです。
白色ワセリンには、手荒れの治療効果と予防効果の両方が期待できます。
ただし、ヒビ割れなどひどい症状がある場合には、別に治療薬の利用が必要となるのでご注意ください。
そのような方は自分でなんとかしようと思わず、ドラッグストアなどの薬屋さんで相談するか、すみやかに皮膚科を受診しましょう。
自己判断では、やってはいけないことをしてしまう危険性があり、逆に手荒れを悪化させてしまいます。
白色ワセリンについての詳しい情報は過去の記事をご参照ください。
そして、もうひとつの綿手袋ですが‥
これはそのまんま、外出時に綿手袋をただつけるだけのことです。
綿手袋はドラッグストアや百均ショップの衛生コーナーなどで売っています。
正しい手袋の使い方
綿手袋をつけることは、冷たい外気とアルコール消毒を避けること‥つまり、手荒れの原因を避けることができます。
ただし手袋も正しい使用方法を知っておかないと、新型コロナ感染のリスクがなくなりません。
アルコール消毒は、手に付着したウイルスからの感染を予防するために行います。
手袋をつけると、直接手のアルコール消毒をする必要はなくなりますが、ウイルスの方は手袋の表面に付着している可能性があります。
手袋をつけている間は、手が顔に触れてはいけないのです。
さらに、手袋のつけ外しにも注意が必要となります。
表面に触れないように、くるっとひっくり返して裏表逆になるように外し、つける時は裏状態から被せるようにつける。
少し難しそうでが、手首側から上へ引き上げると自然とひっくりかえるものです。
意識しないで普段からそうなってる人もいように思います。
さて、つけ外しのほうは何とかできそうですが、手袋をつけている間まったく顔に触れないということはできるでしょうか?
ちゃんと意識していれば大丈夫でしょ‥と軽く見てはいけません。
人は無意識で顔を触ってしまうクセがあります。
有名なオーストラリアでの研究では、人は“1時間に23回“も無意識のうちに顔を触っているという結果がでています。
注意しているつもりでも、無意識に触ってしまうんです。
そこで、もっとも感染リスクが防げる手袋の使用方法をご提案します。
感染リスクを防ぎつつ手荒れを予防する方法

それは、『場面ごとの手袋つけ』です。
先にご案内した白色ワセリンによる“エア手袋“は、ある程度の低気温なら乾燥から手を守ってくれます。
なので、家から出る時は“綿手袋“はつけずに外出します。
そして、外出先で何かに触れる可能性がある場所でのみ綿手袋をつけるのです。
例えば、自宅からマイカーで外出する場合は目的地や寄り道場所で。
目的地先でも、何にも触れない環境の時は手袋を外します。
また、公共の交通機関を利用の際では、乗り物に乗る前に“綿手袋“を着用し降りたら外す。
外食時には、お店に入店しメニューを開くまでは手袋着用で、食事中は外し会計時にまた装着する‥
といったように、手が何かに触れる場面のみ“綿手袋“をつけるようにすれば、手袋をつけてる時だけ顔を触らないよう気をつければいいんです。
それならできそうですよね。
ただ、真冬の寒さでは冷たさがダイレクトに伝わってしまうので、素手での外出はつらくなります。
その際は防寒用である一般の暖かい手袋をつけましょう。
その際も、物に触れる可能性がある場面での“綿手袋“への付け替え作業を行なってください。
面倒ですが、感染リスクを避けるためですし社会のためでもあります。
ウイルス感染と同時に手荒れを防止でき、社会にも貢献する行為だと思って頑張りましょう!
手荒れでアルコール消毒がつらい!まとめ
手荒れを起こして、アルコール消毒がつらいという方。
夜に白色ワセリンを塗ってください。
翌朝には手に馴染み、薄いベールに覆われたようなエア手袋となって、乾燥した空気から手を守ってくれます。
そして、外出時には何かに触れる可能性がある場面での綿手袋の着用をおすすめします。
アルコール消毒をせずにウイルス感染の予防ができます。
ただし、着脱の際は手袋の表面に触れないよう注意しましょう。
ヒビ割れなど症状がひどい方は、ドラッグストアでの相談か皮膚科を受診してください。