風邪薬といえば、非常に多くの商品がドラッグストアに並んでいます。
テレビでも色んなメーカーのコマーシャルを目にしますよね。
一体どの風邪薬がいいのか、よく効く商品はどれなのか…
今回は、ドラッグストアで買える風邪薬の選び方の正解をズバリお答えします。
風邪薬の選び方
数ある市販の風邪薬の中で、いったいどの商品を選べばいいのでしょうか。
テレビでCMしている商品?有名メーカーの商品?価格が高い商品?
いえいえ、答えは「全ての風邪薬」になります。
それはずるい答えだと声が聞こえてきそうですが、実は市販の風邪薬は成分のベースがほどんど同じなんです。
価格が安いものも高いものも、中身の成分は値段の差ほど極端な差はありません。
成分の話しは少し難しいので、簡単に解説します。
風邪薬は、風邪の各症状を緩和する成分で構成されています。
その各症状を抑える成分の組み合わせが変わることで価格の差が生まれます。
例えば、価格が安い商品に含まれる解熱剤は”小児用にも使われている副作用が少ないもの”が使われ、価格が高い商品は成人用の解熱剤が使用されています。
ならば大人の私には、価格が高い方が効くのでは?と思いますよね。
ところが、病院で処方してもらう風邪の時の解熱剤は”小児用にも使われている副作用が少ないもの”、つまり価格が安い商品に含まれる成分と同じものになるんです。
その安い成分をお医者さんが処方するのは、副作用リスクが低く幅広い患者さんに、安心して使っていただけるからに他なりません。
幅広い層のお客さんが利用する市販の風邪薬に適した成分といえます。
また、言い換えると価格が高い商品ほど副作用リスクが高くなり、利用層も狭くなるということです。
その証拠に高価格帯の商品には「15歳未満は服用しない」と明記されています。
成人用の解熱剤が入った価格が高い商品は、高熱で身体に痛みを生じているような状態時に服用すべきものなのです。
このように、その他の商品も配合成分によって価格が変動します。
価格が安いからといって効かないことはないし、価格が高いから効くということではありません。
よって、ドラッグストアで売っている風邪薬はどの商品も効くということです。
過去に効かない商品があったという方は、服用方法を間違えているだけだと思われます。
正しい服用方法を詳しく解説した過去記事『風邪薬を効かせる方法』をご参照ください。
風邪薬の種類の特徴

それでは、風邪薬の種類について解説します。
先ほど説明したとり、風邪薬はどの商品もベースの基本成分は同じです。
その基本ベースとは、鼻水を抑える成分、せきを抑える成分、のどの痛み・鎮痛解熱成分になります。
風邪をひいた時の基本的な諸症状を抑えるものばかりです。
しかし鼻水は出るけどせきは出ない、またのどは痛くても鼻水は出ないなど、全ての症状が当てはまる風邪ばかりとは限りませんよね。
市販の風邪薬に複数の種類が存在するのは、そういった個人差による症状に対応するためなんです。
鼻水を止めることに突出した商品、のどの痛みを和らげることに突出した商品などに細く分かれています。
なので、その時に一番つらい症状に合わせて風邪薬を選べばいいというわけです。
でも、どれが何に突出した商品なのか素人ではわからない!とお思いの方、ご安心ください。
実はパッケージをよく見るとその判断ができるんです。
例えば、せきを和らげることに突出した商品の場合、商品パッケージの「せき」という文字が他の文字より大きく印字されています。
「鼻」「せき」「のど」「発熱」の中で一番大きく印字されている文字が、その商品の特徴を表したものになるのです。
ほとんどがこれで見分けができますが、全ての商品とは限りません。
判断できない、わからない時は、素直に店員さんに聞きましょう。
ドラッグストアでの風邪薬の選び方、まとめ
ドラッグストアで売られている市販の風邪薬は、国が品質を保証しているので効かないものはありません。
安くてもちゃんと効いてくれるので、価格で商品を選ぶのはやめましょう。
各症状に合わせた商品があるので、その時の症状にあったものを選んでください。
また、風邪薬が効くためには正しい服用方法がもっとも大事になります。
このことは過去記事『風邪薬を効かせる方法』をご覧ください。