ジェネリック医薬品の真実!安いから効かないはウソ!?

ジェネリック医薬品の真実!安いから効かないはウソ!?

2020年10月9日
ジェネリック

ジェネリック医薬品のことをご存知でしょうか?

先発医薬品の後続品で価格が安いという特徴を持つ医薬品のことをジェネリック医薬品とよびます。

しかし、後続や安価というワードのイメージで、先発品より効果が弱いのではないかと心配に思っている方が多いということです。

実際のところ、どうなのでしょうか?

今回は、そのジェネリック医薬品の効果の真実を、ズバリお答えします!

ジェネリック医薬品ってなに?

皆さんジェネリック医薬品という言葉は、テレビのコマーシャルで見たり、薬局での説明を受けたりなどして聞いたことがあるかと思います。

でも実際どのようなものなのかはよくわからいのではないでしょうか。

医薬品は化学技術によって医学的な目的に使用される為に開発された製品です。

幾多の研究や実験を重ね、安全かつ効果が認められると初めて製品として世に出ます。

初めて世に出た医薬品を新薬=先発医薬品と呼び、病院などの医療現場で使用されます。

この段階では開発元の製薬会社の独占販売です。

そして、医療現場で多くの人に使用され実績を積んでいきます。

数年間のサンプル結果を踏まえ、重篤な副作用の発生率が少なく効能効果に問題ないと判断せれると開発元以外の製薬会社でも製造が認められるようになります。

開発元以外の製薬会社が同じ成分処方で製造された製品のことを後続医薬品と呼びます。

この後続医薬品こそ、ジェネリック医薬品なんです。

ジェネリック医薬品とは、先発医薬品と同じ成分処方で製造され、同じ効能効果がある医薬品ということになります。

ジェネリック医薬品の真実

開発当初の医薬品は、動物実験による安全性はある程度確立されているものの人に対しての使用数は圧倒的に少ない状態です。

よって、開発されたばかりの先発医薬品は一定数の人に対しての使用実績を積み重ね、安全が高いことが立証されなければなりません。

その為、開発直後の医薬品は数年間、開発元のオリジナルしか流通が許されないのです。

また、先ほど説明した通り、先発医薬品は多くの研究や実験を重ね、莫大な研究費と時間を費やして開発されます。

独占販売することで、その研究費を回収する目的もあります。

そして、数年の使用実績を積み安全性が確立されると、他メーカーもその先発医薬品と同様品の製造が認められるのです。

こうして、先発品と全く同じ成分の後発品=ジェネリック医薬品の販売が開始されます。

後発メーカーは開発・研究をしていない分、安いコストで商品を製造できます。

安いからといって成分を落としたりはしていません。

先発品と全く同じ成分で製造されます。

つまり、ジェネリック医薬品は「安いから効かない」ということはないのです。

ジェネリック医薬品は高品質

ジェネリック医薬品は、先発品と比べると数段安い販売価格となっています。

日常的に通院されている方にとっては、医療費軽減の手助けをしてくれるとてもありがたいものなのです。

もし、これまで「安いから効かないだろう」という理由で敬遠されていた方がいたら、ぜひこの機にジェネリック医薬品を試してみて下さい。

中には製造会社が聞いたことのないメーカーは不安だと思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、ドラマ等でもよく描かれている通り日本の中小企業は高い誇りと高度な技術を持って製品を製造されています。

むしろ大企業より丁寧に製造されているかと個人的には思います。

そして何より、医薬品は厚生労働省の認可がないと販売できません。

厳しい国の審査をパスした良品しか、医療業界には流通していないのです。

どうぞ安心してジェネリック医薬品をお試しください。

ジェネリック医薬品の真実、まとめ

ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同処方の安心安全なハイクオリティ品です。

今までためらっていた方は、心配なく利用してみてください。

もしかしたら、過去にジェネリックを試して効かなかったという方もいらっしゃるかもしれません。

非常にまれですが、商品化する際に必要な微量の添加物が個人によっては合わない可能性もあるようです。

そのような場合には先発品に戻せばいいことなので、とにかくまずは試してみることをおすすめします。

ジェネリック医薬品は安くても効果がしっかり期待できる国が保証した良品であると認識してください。

※今回はより多くの方に知ってもらうため、わかりやすい説明にしてあります。より専門的にジェネリック医薬品を知りたい方は厚生労働省の解説ページをご覧ください。