安倍総理の辞意が表明された8月28日の会見では、インフルエンザ流行が始まる秋以降の新型コロナ対策についても発表がなされました。
しかし、総理辞任のニュースのみが大きく報道され、直接私たちに関係がある今後の新型コロナ対策のことが語られたのを知らない方は多いのではないでしょうか。
インフルエンザと新型コロナが冬に同時流行する懸念は最近よく取りざたされています。
ただ、インフルエンザと新型コロナ同時流行を必要以上に怖がる必要はありません。
会見の内容と共にお話しします。
インフルエンザとの同時検査が可能に
会見で安倍総理は自らの辞意表明より先に、まず秋から冬にかけた今後のコロナ対策について指針の転換について語られています。
この半年間でわかったこととして、「3密の回避の徹底」により社会経済活動との両立が可能であること、治療は症状や年齢・タイプ別より対応を変える必要があることをあげられました。
そして、これから迎える冬のインフルエンザ流行による医療負担軽減のため、重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患をお持ちの方に重点を置いた対策へと方向転換することを発表されたのです。
2類感染症以上の扱いとしていた新型コロナの対応を政令改正を含めて、運用を見直すとしています。
それを実施することで、冬にシーズンを迎えるインフルエンザ流行にも対応できるようにするというのです。
インフルエンザ流行期には、同時検査を可能にする十分な医療提供体制を必ず確保すると、安倍総理は明言されました。
新型コロナとインフルエンザの同時流行を心配していた私たちや医療関係者にとっては、一つ安心できる内容ではあるといえます。
インフルエンザと新型コロナ、かかる心配よりかからない予防を!

新型コロナとインフルエンザの初期症状はほぼ同じで見分けがつかないといいます。
同時検査が可能とはいっても、実際に発熱や頭痛・咳などの症状がでるとすごく心配になりますよね。
新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行が怖い‥と、よく恐怖をあおるような見出しを見かけますが、そんなことよりウイルスに感染しない予防の大切さをもっと広めていくべきです。
ウイルスに感染さえしなければ何も恐れることはないのですから。
やるべきことは変わりません。
3密の回避・ソーシャルディスタンス・手洗い消毒の徹底にマスクの着用です。
インフルエンザもウイルスの一種、これは最も有効な感染予防対策となります。
新型コロナより感染力が低いインフルエンザにはより強固なものとなるのです。
開放的なシーズンに異常な暑さも加わり、皆さんこの夏は少し気が抜けて、対策が十分に徹底できなかったのではないでしょうか。
規制の緩和やGOTOトラベルなどの施策もあり、新型コロナ感染者数も爆発的に増えました。
しかし、春に自粛生活を経験した私たちには、この対策を徹底できる能力があることは実証済みです。
インフルエンザ流行が始まる寒くなる頃に、もう一度その実行力を示せばいいのです。
インフルエンザと新型コロナの同時流行は怖くない!まとめ
3密の回避・ソーシャルディスタンス・手洗い消毒の徹底・マスクの着用、今や当たり前となっているこの対策を今一度徹底することで、新型コロナとインフルエンザの同時予防ができます。
さらに、健康の自己管理もしっかり行えば、ウイルス感染も怖いものではなくなります。
健康管理については、免疫力に関する記事をご覧ください。
意識して対策すれば、インフルエンザと新型コロナの同時流行も怖くはありません!