新型コロナウイルスの新規感染者数がついに200人を超えてしまいました。
再び危険になりつつある不安な状況といえます。
拡大防止目的の『新しい生活様式』を守り続けることは、この状況を進展させないためにも必要なものです。
実はこの『新しい生活様式』は、コロナ感染防止以外にも素晴らしい効果をもたらしてくれます。
『新しい生活様式』がもたらす、”素晴らしい副産物”とは何なのでしょう?
『新しい生活様式』の可能性
新型コロナ第2波の恐怖が東京を中心に広がりつつあります。
東京の200人超えは検査の対象者数が多かった為のもので、慌てることは無いようです。
私たちにできる事は、変わらず『新しい生活様式』を意識した行動をとり続ける事、これに間違いはありません。
そして、その『新しい生活様式』をとり続けることこそが、その先に素晴らしい結果を生み出す事となります。
まずは改めて『新しい生活様式』とは何なのかをみてみましょう。
『新しい生活様式』とは、新型コロナウイルス感染症専門家会議からの提言を受け、新型コロナウイルスを想定した生活を送る為の実践例をあげたものです。
身体的距離の確保・マスクの着用・手洗い消毒といった「感染防止の3つの基本」を軸に、「3密」の回避や日常生活の場面別対応、テレワークなどの新しい働き方スタイルの確立などを、厚生労働省がまとめています。
詳細は下記のリンク先をご覧ください。
テレビやネットでも沢山報道されているので、皆さんもよくご存知だと思います。
この新型コロナ対策である『新しい生活様式』が、もたらしてくれる素晴らしい結果とは何なのでしょうか。
それはズバリ『健康寿命が伸びる未来』です。
過去記事でもお話ししましたが、『新しい生活様式』は、新型コロナ以外の病気のリスクも軽減する健康的な社会行動なのです。(毎年流行する手足口病や夏風邪は今年流行らない?)
『新しい生活様式』の実行は、全ての感染症の予防でもあります。
この冬、インフルエンザの流行がなかったことがそのことを立証していると言えるでしょう。
風邪や食中毒などあらゆる病気の予防となることが『健康寿命』を伸ばす事と繋がります。
健康寿命とは?

皆さんは『健康寿命』が何であるかご存知でしょうか?
「寿命」というと、もちろん生まれてから死ぬまでの期間のことですが、そこに「健康」がつく事でハッキリとした意味が出てきます。
生活に不自由なく健康な状態で過ごせる期間のことを『健康寿命』と言います。
全ての人の”生”は母親から生まれてくることなので皆んな同じですが、”死”には人それぞれ様々なケースがあります。
事故や事件によって死を迎える方もおられますが、病気による死が最も一般的であると言えるでしょう。
近年、日本の平均寿命は上がっていて世界的にみても高い傾向にあります。
しかし、その一方で持病を多く抱えて老後を過ごされる方も多くいらっしゃいます。
一度に沢山の薬を飲んで、あちこち痛みながら杖や車椅子での移動しかできなかったり、病床に伏せながら長生きしたとしても幸せと言えるでしょうか。
病気をせずに元気で生き生きと長生きした方が間違いなく幸福と呼べます。
まさにこの”健康で元気に活動できる状態”でいることを『健康寿命』と呼ぶのです。
健康寿命が伸びることが幸福な人生
高い平均寿命に比べ『健康寿命』は10歳ほど下回っています。
人生90歳まで生きたとしても内10年間もの長期間が健康な状態でいられないこととなるのです。
その10年間には莫大な医療費がかかることにもなり心身以外に経済的にも負担がかかってしまいます。
晩年に杖なしで歩け、病床に伏せることなく、元気に活動できる状態でいられる『健康寿命』を伸ばすことが幸福な人生であると言えるのです。
人は歳を重ねると身体の様々な機能が低下してしまいます。
一つや二つの持病を持つのも致し方ないことです。
持病を持った高齢者が感染症にかかることが、病気の重症化を招いてしまう事は、今回のコロナ禍で周知の事実となりました。
実はコロナに関係なく、これまでの過去も高齢者の持病の重症化が結果として『健康寿命』を下げてしまっていたのです。
『新しい生活様式』の徹底は、感染症により引き起こされる持病の重症化を防ぎます。
そしてその結果、『健康寿命』を伸ばすことに繋がると言えるのです。
新しい生活様式がもたらす素晴らしい副産物、まとめ
人生100歳時代と言われていますが、長生きするのであれば健康で元気に活動したいものです。
新型コロナ対策である『新しい生活様式』を定着させることは、副産物として「健康寿命が伸びる」という素晴らしい未来をもたらしてくれると期待できます。
新規感染者が増えようが、今行なっていることに間違いはありません。
人の命を守り、自分の健康を手に入れる新常識、『新しい生活様式』を継続しましょう。