新型コロナウイルス新規感染者が、東京で三日連続100人超えとなってしまいました。
さらに東京以外の地域においても、新規感染者は増加傾向が続いているようです。
今後も増え続け再び危険な状況、つまり第2波を迎えてしまうのでしょうか?
いいえ、まだ今なら第2波は避けられます。
今回は、気になる新規感染者の増加傾向の原因を探りつつ、その答えをお届けしようと思います。
新規感染者が増えている理由とは?
東京ではついに一日の新規感染者が三日連続で100人を超えてしまいました。
政府が打ち出した新型コロナ対策である『新しい生活様式』の実行が守られていないのでしょうか?
ニュースを見ると、そんなことはないと言えるでしょう。
皆さん、ちゃんと意識をしてマスクをし、距離を保って、手洗い・消毒を実行されていると思います。
主な感染場所は、やはり接客を伴う夜の飲食店に限られているようです。
それもお酒を飲むような場所であると言えるでしょう。
普段の生活上では注意していても、食事をする時はマスクを外すし、二人以上になれば会話もしてしまいます。
ましてお酒が入ると、どうしても楽しくなってしまいます。大声になったり笑ったりもしてしまうでしょう。
食は人間の三大欲求の一つですから、食事をしている時間はどうしても他の事に注意が効かなくなってしまいます。
お酒で酔ってしまうとさらに判断力が低下してしまい、危機管理能力が緩んでしまうことも当然なのです。
その人間の欲求の隙につけこんだウイルスの作戦の様にも思えてしまうくらいです。
「向かい合って会話をしない」「会話は小声で最小限に‥」と注意していても、お酒が入った状態では、その思いが2番手3番手になってしまいます。
どんなに注意していても防ぎようがないことになるのです。
これを防ごうとするなら、お酒を飲む外食をしない事しか方法はありません。
このことから言えるのは、『緊急事態宣言』が解除され、これまでの数ヶ月我慢していた行為を解禁した方が多くいたことが原因だと考えられます。
第2波を避ける為の行動とは?
ニュースでは、現状が緊急事態であるとは言えないとも報じています。
新規感染者が一時期と比べると確実に増加しているのに、危機的ではないとはどういうことなのでしょう。
それは、感染経路の把握がある程度はできているからです。
どの地区のどういう業種で感染者が出たのかを、しっかりと把握できていて感染拡大防止の策が打てているから、緊急事態には当たらないということになります。
また、医療機関の受け入れ体制も整っていることも大きな判断要素となるでしょう。
様々な基準を持っての判断なので、ひとまず安心していいのですが今はまだ様子を見る状況と言えます。
そして一方で、感染経路不明な感染者数が増加しているということも報じられています。
この感染経路不明者数が増加することの方が実は危険なことなのです。
感染経路が不明というのは、接客を伴う夜の飲食店など感染が疑われるような場所に行ってなかったり、感染者との接触がないのに感染が確認されたということになります。
しかし、例えば階段の手すりや電車のつり革など、夜の繁華街で感染された人が触れたものを知らずに触ったことで感染したことが考えられるので、やはり”接客を伴う夜の飲食店”への出入りは感染拡大を伴う危険な行為であると言えます。
感染経路不明者数がこのまま増え続ければ再び『緊急事態宣言』がでることとなるでしょう。
つまり、今は新規感染者を増加させない行動が私たちにできる唯一のことです。
今一度、夜の繁華街での飲酒する外食を避ける事と、『新しい生活様式』(感染防止策)の徹底を心掛けなければなりません。
第2波は避けられる‥まとめ
このまま何もしない状態では第2波は避けることができません。
しかし私たちの行動次第で食い止める事は可能です。
- 接客を伴う夜の飲食店の利用を避ける
- 『新しい生活様式』の徹底
私たちにできる事は、この2点です。
『新しい生活様式』を続ける事は、第2派を避ける以外にもっと大きなものをもたらしてくれます。
そのことについては次回詳しくお伝えしようと思います。