第2波の危険性早くも発生!?新型コロナウイルスの恐ろしいところ

第2波の危険性早くも発生!?新型コロナウイルスの恐ろしいところ

2020年5月27日
ニュース

緊急事態宣言が全面解除されてまだ2日しか経っていない5月27日、福岡県北九州市が新型コロナウイルス感染者急増を受け、公共施設の再休館を発表しました。

一時は23日連続で新規感染者の確認はなかったのですが、ここ4日で一気に14人の感染者がみられ、しかも半数以上は感染経路がわかっていないのです。

このことは、北九州だけの問題ではありません。

皆さんがお住いの地域でも現実に起こり得ることなのです。

第2波の入り口!

北九州市では、4月30日から23日連続で新規感染者がみられなかった為、5月13日より順次各施設を再開させる規制緩和をはじめました。

しかし、23日に3人の感染者が確認されるとそこから新規感染者が急増。

市内では23~27日の5日間で計22人の感染者が確認され、うち17人は感染経路不明という事態になっています。

このことは、北橋市長も認識を示された通り、

まさに「第2波の入り口に立っている」という

危険な状況であるといえます。

北九州市は26日に、一時規制を緩和した観光や文化施設の再開を再び6月18日まで休館することを決定されました。

このことは、素早い対応であると評価されることといえます。

「感染症」の恐ろしいところ

北九州市は福岡県では福岡市に継ぐ大都市です。

東京など感染者が未だ0になっていない地域にとってはすぐにでも起こり得ることだし、その他の地域にとっても全く人ごとではないといえます。

昨日、緊急事態宣言全面解除後に必要な行動意識についてお話ししました。→「緊急事態宣言全面解除後に必要な5項目とは?!

ほどんどの方がこれを守って行動されていると思いますが、ほんの一部でも全く無視した行動の人がいることで、瞬く間に広がってしまうのが「感染症」です。

北九州市では、やっと復活の第一歩を踏み出したところでまた足踏み状態となりました。

このことが、全国どの地域でも起こり得ることを今一度深く考えて行動をとってもらいたいものです。

しかし、どんなに注意していても感染してしまうことも「感染症」の特徴で恐ろしいところでもあります。

そこで、特に注意すべきことをお伝えしたいと思います。

より有効な感染対策

昨日の記事で紹介した「新たな日常行動5項目」をご覧ください。

  • 新たな日常行動5項目
    1. 外出時のマスク着用
    2. 人の距離を空ける(2m以上、最低でも1m)
    3. 会話や食事の際には、真正面同士を避ける
    4. 小まめな石鹸手洗い・アルコール消毒の実施
    5. 可能な限り「3蜜」を避ける

この中の4番目の項目「小まめな石鹸手洗い・アルコール消毒の実施」が一つの注目点です。

これは、手に付着したウイルスを除去する行動ですが、ここに盲点があると思います。

皆さんも外出からの帰宅時や、お店に設置してあるアルコール消毒液を入退店する際に使用することはなされているはずです。

しかし、重要なのはルーティン的に実行するのではなく、不特定多数の人が触れたものに触った後の実行です。

買い物カゴや手すり・つり革・エレベーターのボタンなど考えると色々あります。

まずは、触れないことが一番ですが、触ったらその都度消毒または石鹸手洗いすることがもっとも有効な対策です。

例えば、スーパーでの買い物の際、買い物中に色々触るから最後の退店時に、設置の消毒液を利用するとします。

その買い物の間、一切ご自身の体の一部どこにも触れないのであれば、それで大丈夫なのですが、実際にはかなり困難なことになります。

意識して気をつけたとしても、私たちは無意識で自分の身体を触ってしまうのです。

無意識で腕を触る、無意識でマスクの位置を直す、無意識で髪を触る、むず痒くて鼻をかく…など、私たちは意外と自分自身を触れてしまっています。

こんな些細なことであってもウイルスは感染してしまうのです。

これが「感染症」の恐ろしいところになります。

無意識な行動を止めることはできません。そこで、おすすめするのは「携帯用除菌グッズ」の携帯です。

カゴを持ったらまず消毒(その際カゴの消毒もするのがベスト)、買い物中に不特定多数の人が触れたであろうものを触った時にその都度消毒する、とした方が高い感染予防対策となります。

ルーティンよりも、「触れた後にすぐ消毒」と意識を変えてみてください。かなりリスク回避できるはずです。

ただし、これを実行すると手荒れ指荒れが起こります。

対策を過去記事で紹介していますので、ぜひそちらもご覧ください。→「消毒やりすぎ手荒れの解決策とは?

まとめ

緊急事態宣言が全面解除され、気候も良いのでつい気が緩みがちです。

そんな矢先に、北九州で「第2波の入り口」といえるべきことが発生しました。

ぜひ、この事実を自分ごととして捉え、感染対策をおろそかにしないようにしてください。