ゴールデンウィークも本日最終日です。
今日は5月3日「憲法記念日」の振替休日ですが、皆さんはゴールデンウイークの祝日の全てをお分かりでしょうか?
4月29日「昭和の日」、5月3日「憲法記念日」、5月4日「みどりの日」、5月5日「こどもの日」ですよね。
それぞれ意味がある国民の祝日ですが、何となくわかる気がするものと、何故これ?というものがありませんか。
そう、「みどりの日」って何で「みどり」なんでしょう??
みどりの日の名前の由来は?
まあまあ年を重ねてきた人なら覚えている方も多いと思いますが、もともと「みどりの日」は4月29日でした。
では、なぜ4月29日が「みどりの日」なのか。
もっと年齢が上の方しかご存知無いでしょうが、実は4月29日は「みどりの日」ではなく、本来は「天皇誕生日」の祝日だったのです。
令和になった今は、令和天皇の誕生日である2月23日が「天皇誕生日」になっています。
つい、2018年までは平成天皇の誕生日だった12月23日が「天皇誕生日」でした。
その時代の天皇の誕生日が、国民の祝日として「天皇誕生日」に制定されるということになります。
つまり、4月29日はもともと”昭和天皇の誕生日”だったのです。
このことにより、今の4月29日は「昭和の日」と名付けられています。
「昭和の日」が「みどりの日」に変わったのは、平成時代になってからなのですが、何故「みどりの日」なのでしょうか?
何故「みどりの日」?
その理由は、昭和天皇のお人柄にあります。
昭和天皇は、生物学者としてもご活躍され、こよなく自然を愛されていました。
そのことが由来となり、昭和天皇の誕生日だった日が「みどりの日」という名の祝日となったのです。
祝日法では、
「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ。」
ことを趣旨としています。
ちなみに11月3日「文化の日」は本来、明治天皇の「天皇誕生日」でした。
1946年、世界で初めて戦争放棄を憲法で宣言した重大な日であることを理由に、「自由と平和を愛し,文化をすすめる日」として、「文化の日」と制定されました。
みどりは健康管理に重要
「みどりの日」は「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ。」ですが、今年はその趣旨に沿うような祝日の送り方ができなかったでしょう。
「みどり」には、言うまでもなく生命を育む力があります。
また、地表面の高温化を防止したり、地域の景観を高めてもくれますが、何より私たちの健康状態も良くしてくれるのです。
「みどり」には、ストレス軽減・鎮静・疲労回復などの、生理的リラックス効果が科学的に証明されています。
今年の連休は、ただでさえストレスが溜まっているところ、外出制限で「みどり」に触れる機会がなくなり、解消するすべがなくなってしまいました。
「みどり」は健康を維持していく上でとても大切なものです。
短時間でもいいので、公園などへ行って「みどり」に触れる努力をしましょう。
例えば、買い物に行くときに”街路樹”を眺めるだけでも効果はあります。
みどりの動画をご紹介
実際の緑に触れる場所が無い方には、緑の動画を観賞することでもリラックス効果を得ることができます。
検索すれば、ネット上で様々な「みどり」に関する動画は、意外と多くありますよ。
それでは、おすすめ「みどり」動画を少し紹介したいと思います。
このYouTube動画は、ただただ森の音、水の音、鳥のせせらぎが、なんと8時間に渡る超尺撮影された固定映像です。
何の変化も起きませんが、それ故に心安らぐ動画になっています。
こちらは、長野県松本市の山岳景勝地・上高地の緑の山々と美しい渓流の流れが楽しめるYouTube動画です。
天然記念物に指定された、中部山岳国立公園の素晴らしい景色と自然の音が、実際に訪れたかのような錯覚を覚えさせてくれる動画になります。
YouTubeでは、この他にも「みどり」の動画が沢山見られます。『癒し自然』で検索してみてください。
このような「みどり」動画を、テレビの大画面で見ると、さらにリラックス効果が上がります。
スマホ画面をテレビに映す方法をご存知の方なら、ぜひテレビでご覧になってください。