免疫力が弱っている人とは?

免疫力が弱っている人とは?

2020年4月28日
免疫力

新型コロナウイルスに感染した場合、戦う為に必要である「免疫力」。

「免疫力」については、このブログでも過去に取り上げてきました。

とても重要な「免疫力」ですが、私たちには新型コロナウイルスと戦う為の充分な「免疫力」があるのでしょうか?

とても簡単な見分け方があります。

免疫力高める栄養素アミノ酸の消化、吸収

まずが復習ですが、「免疫力」を高める為に必要な栄養素の一つが「アミノ酸」であることをお話ししていました。

「アミノ酸」は免疫機能を高め身体を作り上げる『基本材料』と言える栄養素です。

タンパク質の構成成分で、肉・魚・豆・卵などの食材で摂取できます。

と、ここまでは過去記事の復習になるのですが、摂取したタンパク質がどのように私たちの身体の中で変化していくのかみていきましょう。

食事で口にした食べ物は、まず胃に運ばれて胃液で消化されます。

この消化というのは、食べ物の”固形物を吸収しやすい状態に溶かす”ことです。

結構多くの方が勘違いされているのは、「胃で消化=吸収」と思われていること。

消化と吸収は全く異なった作用です。胃で栄養は吸収されません。

消化は固形の食べ物を溶かすこと、吸収は文字通り栄養分を吸収することで、胃は消化のみを行う臓器です。

胃液によって吸収しやすい状態になった食物は、腸へ運ばれ腸で栄養素に分解され吸収されます。

肝臓はアミノ酸の‥

「アミノ酸」の話に戻ります。

肉・魚・豆・卵など食事で食べたタンパク質は、腸で吸収・分解され「アミノ酸」となり肝臓に運ばれます。

肝臓は「アミノ酸」を一時的に貯蔵し、身体に必要な働きをするタンパク質などに再合成して、血管を通し全身へ巡らせます。

つまり肝臓は、「アミノ酸」を貯蔵・生成するという、とても重要な働きをしている臓器になるのです。

過去記事にて、『アミノ酸に分解するという作業には個人差がある』ことを伝えていました。

それは腸の働きが弱っているということになります。

疲れが溜まっている人や虚弱体質の方などは、各臓器の働きが弱っていて、腸での吸収も十分でなければ、重要な肝臓の働きも衰えてしまいます。

肝臓の働きが弱ると、「アミノ酸」を十分に貯蔵できず、必要なタンパク質を生成する能力が落ち、身体が正常に働くあらゆる機能が衰えていく‥こうなると悪循環です。

身体のあらゆる機能が衰えるということは、疲れが抜けずに病気になりやすい身体になるということ‥つまり、今ならば新型コロナウイルスに感染すると重篤化してしまうということにもなります。

沈黙の臓器「肝臓」

「自分は年に1回風邪を引く位で頻繁に病気にならないから大丈夫だろう」と思っている方、油断は禁物です。

胃痛や腹痛などですぐ異常を知らせてくれる胃や腸などの臓器と違って、肝臓はなかなか異常を知らせてくれない”沈黙の臓器”と呼ばれています。

私たちが自覚しないうちに、少しづつ肝臓は弱っていきます。そして気が付いた時には、手遅れな状態にまで進行しているのです。

そんな”沈黙の臓器”肝臓ですが、きちんとした形で異変をメッセージとして私たちに送ってくれています。

そのメッセージが、「疲労」なんです。

先ほど肝臓が弱った状態だと、各臓器の働きが弱るとお話ししました。

食事をとっても栄養が十分吸収されない栄養不足が生じて、その結果「疲労」がたまります。

つまり「疲労」がたまるというのは、肝臓が弱っているというメッセージであるということなんです。

「あ〜疲れた」が口癖になっている方は要注意ですよ!

「疲労」が抜けないは、肝臓のメッセージ!

ずっと「疲労」が抜けないという方は、肝臓が疲れているとメッセージを送ってくれています。

しかし、必要以上に恐れることはありません。

肝臓が”悪い”では無く”疲れている”というメッセージなのです。

しっかりと対策をとれば、肝臓は元気を取り戻してくれます。

その対策とは、しっかり睡眠をとることと、アミノ酸の効果的な摂取になります。

肝臓にアミノ酸が不足せずにたっぷりある状態を作れば、肝臓は正常に働き、身体全ての状態が良好になってくれるのです。

効果的なアミノ酸の摂取方法は、サプリメントなどの健康食品や医薬品栄養剤によって可能になりますが、詳細は過去記事「新型コロナと戦う”免疫力”を高めるには?」をご覧ください。

「疲れた」が口癖になっている方は、免疫力が弱っているかもしれません。

ぜひ「アミノ酸」の効果的な摂取を!