消毒やりすぎ手荒れの解決策とは?

消毒やりすぎ手荒れの解決策とは?

2020年4月21日
新型コロナ

新型コロナウイルス感染防止の為、石鹸での手洗い・アルコール消毒を多く行う日常が当たり前になっています。

その影響で「手荒れ」を起こしている方、いらっしゃるのではないでしょうか。

石鹸手洗い・アルコール消毒を多く行うと「手荒れ」を起こすのは何故なんでしょう?

そしてその対策は?

今回は、石鹸手洗い・アルコール消毒の機会が増えたことによる「手荒れ」の解決策をご紹介します。

手洗い消毒で手荒れを起こすのは何故?

新型コロナウイルスの感染防止の為、私たちは今、石鹸による手洗い・アルコール消毒を日常的に行うようになりました。

確かに、石鹸手洗い・アルコール消毒はウイルスを取り除くのに非常に有効な対策なんですが、同時に手の潤いまで奪ってしまうデメリットがあるのです。

外部からのダメージを軽減する為、また体内の水分を逃さない為に、私たちの体には薄い油膜がバリケードとして張り巡らされています。

少ない回数なら問題ないのですが、今のように頻繁に手洗い・消毒を行うと、石鹸やアルコールはウイルスと同時に、手を守るべきバリケードまで奪ってしまうのです。

守りを失った手は、外部からのダメージを直接受けてしまい、その結果として「手荒れ」を起こしてしまうということになります。

それならば、今の新型コロナ流行が終息するまでは手が荒れたまま我慢しなければいけないのでしょうか。

答えは、”NO”です。

新型コロナウイルスの性質を知る

手洗い・消毒による手荒れに悩んでいる方は、予防意識が高い方だと思います。

ウイルス感染が心配なゆえ、手洗い・消毒を過剰に実行していることが原因になっているようです。

まずは、新型コロナウイルスの性質を知る必要があります。

今回の新型コロナウイルスは通常のウイルス同様、飛沫と接触で感染します。

飛沫とは、唾液や鼻水などの水分が細かい粒子となって飛散することで、くしゃみ・咳などの他に普通の会話でも飛ぶといわれています。

もう一つの接触感染は、ウイルス感染者が触った”モノ”にウイルスが移り、それを触った第三者にウイルスが移ることです。

これを踏まえると、新型コロナウイルスに感染しない為には、人と話したり近くの人が咳やくしゃみをした時の直後と、不特定多数の人が触ったであろう”モノ”に触れた後に、手洗い・消毒を行うことが正しい予防対策になります。

ここで思い起こしてほしいのは、「誰とも会っていない、どこにも触れていない」時にも手洗い・消毒をしていなかったか?ということです。

先に述べたとおり、頻繁な石鹸手洗い・アルコール消毒が「手荒れ」の原因でした。

つまり、「誰とも会わず、どこにも触れていない」時には、ウイルス感染のリスクがないので、手洗い・消毒は必要なく省いても構わないのです。

ちょっとでも外に出た後は、手洗い・消毒をしなければいけない思っているのは、ウイルスの性質がよくわかってなくて勘違いしているだけだったということになります。

そしてもう一つ、多くの方が勘違いされているであろうことが、ウイルスは空気感染しないということです。

新型コロナウイルスは空気感染しない

当ブログの過去記事でも一度話題にあげたのですが、日本人は花粉症の方が多く、良くも悪くも花粉症対策が身についてしまっています。

なのでつい花粉と同じように考えがちで、外に出るだけでウイルスが付着するのではないか?衣服に付着していないか?窓を開けたらウイルスが飛んでくるのではないか?‥と心配される方が多いようです。

洗濯物をとりこんだ後にも手洗い・消毒している方の存在も聞いたことがあります。

ウイルスは花粉と違って、空気中に漂ってはいません。

ウイルスは、外に出るだけでは付着しませんし、窓から入ってくることもないのです。

そして、もう一つ付け加えると(これも過去記事で案内済み)、石鹸による手洗いとアルコール消毒はどちらか一方の実行だけでよく、両方行う必要はありません。

「石鹸手洗いできない時、手洗いの代わりにアルコール消毒を行う」か、その逆の「アルコール消毒液がない時に石鹸による手洗いの実施」をするか、どちらかでいいのです。

手荒れで悩んでいる方、同時に両方行っていませんでしたか?

ここまでの内容を考えた時、今まで行っていた石鹸手洗いとアルコール消毒の回数は減らせるのではないでしょうか。

少しでも減らせれば、手荒れも解消していきます。

消毒手荒れの治療方

石鹸手洗い・アルコール消毒の回数を減らすことで、この先の予防には繋がりますが今現在、ひどい手荒れで悩んでいる方は、今の症状の為の治療が必要です。

治療方法は、ご家庭にあるハンドクリームを小まめに塗ることで大丈夫です。

手持ちのハンドクリームがない方は、スーパーや100均ショップで売っているハンドクリームで問題ないので、普段の食材等の買い物のついでに購入してください。

手荒れの症状がひどく、痛み等もあるようでしたらドラッグストアで、医薬品のハンドクリームを購入して使用しましょう。

医薬品販売資格を持った店員さんに相談して、症状にあった商品を選んでもらってください。

症状次第では、皮膚科への受診を勧められるかもしれませんが、その時は市販薬が対応できないということなので、素直に受診しましょう。

症状がひどくなくてもドラッグストアへ行ける環境の方は、医薬品の「白色ワセリン」が一番のおすすめになりますので、一度試してみてください。

医薬品の「白色ワセリン」は、精製度が高く敏感肌の方でも安心して使用できる保湿製剤です。

顔も含め全身に使えて赤ちゃんも使用できますので、「痛みはないけど少しヒリヒリする」という方にもおすすめとなります。

各ネット通販でも購入可能です。

消毒手荒れの解決法、まとめ

今回は手洗い・消毒のしすぎによる「手荒れ」の解決策についてご案内いたしました。

まとめますと、

  • ウイルスの性質をよく知り、手洗い・消毒は適切で必要な時にだけ行う(過剰に行わない)
  • 荒れた手荒れはハンドクリームを使用
  • 症状によっては医薬品のハンドクリームで治療する
  • 医薬品「白色ワセリン」は、敏感肌の人を始め全ての方におすすめ

となります。

新型コロナウイルス流行が止まらず心配になる気持ちはわかりますが、とにかく、やり過ぎが一番の原因なので、今回紹介した内容をよく理解された上、過剰すぎない石鹸手洗い・アルコール消毒を行いましょう。