新型コロナウイルスの感染予防を正しく行っていますか?
せっかく意識して感染予防対策を実行したとしても、その行い自体が間違っていては何の意味もありません。
そこで、新型コロナウイルス感染防止の為の正しい対策方法をご案内します。
マスクの表裏、正しい付け方
ニュースのインタビュー映像を見ていると、マスクをしているのに鼻がでている人を見かけることがあります。
息苦しいとか、メガネが曇るとか、気持ちもわかるのですが、鼻がでていてはマスクをしている意味がなくなってしまいます。
ウイルスの侵入口である口と鼻を隠さなければ、感染を予防しているとはいえないのです。
ついでにいうと、マスクには表裏があり逆につけると感染リスクが高くなってしまいます。
あなたは、マスクの表裏が分かりますか?
もっとも多く流通しているプリーツタイプマスクで説明します。
鼻に当てるノーズワイヤーの位置で、上下の方はお分かりかと思います。
そして、表裏はというと…
プリーツタイプのマスクは、プリーツのヒダの向きが下向きになっている方が表になります。
間違って裏面を表にしてつけると、ヒダが上向きになります。
上向きになっていたらヒダがポケット状態となり、そこにウイルスが溜まってしまう恐れが生じるのです。
マスクを外すときにヒダに溜まったウイルスが、身体に付着してしまうリスクを自らが作ってしまうことになってしまいます。
さらに付け加えると、マスクを外す時には紐のみを持って外すようにしてください。
マスク本体を触ってしまうと、もしマスクにウイルスが付着していた場合、ウイルスが手に付いてしまい口や鼻を触ることで感染してしまうからです。
マスクはつける前にしっかり裏表の確認をし、紐以外の部分は触らないようにしましょう。
そして一度使ったマスクはどこにも置かないで、直接ゴミ箱に捨ててください。
繰り返し使うマスクは、直接洗濯機に入れましょう。
食事などで一時的に外す場合は、ポケットに雑に入れるのではなく、マスクケースに入れます。
マスクケースは、100円ショップなどで売っていますので、お持ちでない方は購入してください。

ソーシャルディスタンスの目安とは?
次にソーシャルディスタンスです。
ソーシャルディスタンスとは人と人との距離を1~2m空けることですが、実際の距離感がつかみづらいかと思います。
2mという距離は、人と人が両手を左右に伸ばし相手と手が重ならない距離になります。
お笑い好きの方には、TT兄弟が並んで手が触れない距離という説明がピンとくるかもしれませんね^^
これを知っていれば、大体の距離感がつかめると思うので、他の人とは常にこの間隔を空けておけば良い訳です。

店舗規模が小さいスーパーなど2mの間隔を維持するのが難しい店舗などでは、最低距離である1mの間隔をあけましょう。
先ほどの両手を広げる半分ですので、小学校時代にやった「大きく前へならえ」で手先が相手に触れない距離になります。
つまり、可能であれば2m、最低でも1mの距離を保つことがソーシャルディスタンスです。
この間隔を保つことで、飛沫を体に受けるリスクを無くすことができます。
これは大きなリスク回避となるので、外出したら必ずソーシャルディスタンスを意識してください。
アルコール除菌手洗いは丁寧に
次はアルコール除菌手洗いについてです。
最近はどの施設にも、速乾型のアルコール除菌液が設置されていると思います。
外出先で不特定多数の人が触れた可能性があるものや場所を触った場合には、その後必ずアルコール除菌液を手にこすり着けて下さい。
万が一、アルコール除菌液が無い場合は、トイレなど洗面所を探して石鹸による手洗いを行えば代用できます。
アルコール除菌消毒と石鹸による手洗いはどちらか一方でよく、両方実行する必要はありません。
両方行ってしまうと、手が荒れてしまいますのでご注意を!
アルコール除菌液で手を消毒する際は、手のひら・手の甲・各指の間・指先と、手の全てのパーツを満遍なく丁寧に擦り付けてください。
少しでも塗り漏れがあれば、そこにウイルスは留まってしまいます。
できれば、携帯用のアルコール除菌グッズを持ち歩くようにすると安心です。
そのアルコール除菌グッズを購入する際には、あることに注意してください。
それは、”アルコール60%配合”以上の商品をチョイスしていただくということです。
ベストは70%配合以上なんですが、今は全国的に品薄でどのお店でも欠品気味ですので、最低でも”アルコール60%配合”の商品をご使用ください。
新型コロナウイルスは高濃度のアルコールでないとウイルスの膜を破壊できません。
つまり、アルコールが薄いとせっかくアルコール消毒したつもりでいても、感染してしまうリスクが生じてしまうのです。
もし今ご自身でアルコール消毒グッズを持っていたら、成分を確認してみてください。
詳しい表記がない場合はアルコールの量が微量で効果が期待できない商品の可能性があります。
メーカーや商品の販売元へ問い合わせして確認してみてください。
「消毒シート」と名乗った商品は様々あって、60%どころかアルコール無配合のものもあります。
購入時は、必ず成分表記を確認しましょう。
最後に石鹸による手洗いですが、こちらの方は多くの著名人の方々が動画などをアップされていますので、そちらをご覧いただいた方が楽しくご理解いただけるかと思います。
ここでは、厚生労働省がアナウンスしているポスター画像を紹介します。

正しい予防:まとめ
感染防止対策も正しく行わなければ、有効なその効果を得ることができません。
正しい感染防止対策のまとめです。
- マスクはノーズワイヤーを上にした時、プリーツが下向きに広がる方が表
- マスクの取り外しは紐のみを触る
- ソーシャルディスタンス・人との距離1m〜2mは双方両手を広げて手が触れない距離
- 不特定多数の人が触れたものや場所を触った後には必ず石鹸による手洗いかアルコール消毒を行う
- アルコール消毒商品はアルコール60%以上配合品を使用する
- 手洗いは石鹸・アルコールに限らず、手の全てのパーツをくまなく隅々までじっくり行う
以上、ご家庭などで確認しあってみてください。
当ブログではそれぞれの項目をより掘り下げて案内した過去記事もありますので、よろしければそちらもご覧ください。→新型コロナウイルス関連記事
皆さん、感染予防は正しく実行しましょう。